御影新田『道祖神祭り』

長野県小諸市、御影新田(みかげしんでん)に伝わる奇祭。古くから地域の出入口(境)を守護する神、旅人を守る神として信仰される道祖神。小学校の高学年の児童が乗った「上宿」と「下宿」に分かれた山車(だし)が五穀豊饒、無病息災などを願って、約1時間半にわたり激しくぶつかり合う勇壮な祭りです。

天領だった御影新田で江戸時代から続く祭り

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御影地区の山車は、激しくぶつけ合うことから、前面上部の額にあたる部分に1尺(約33cm)ほど、衝撃を和らげる張り出しを付けています。
最大の特徴は、笹の葉のついた青竹が2本、笠灯籠からカタツムリの触角のように突き出している点。実は、衝突の際、乗っている子どもがこの青竹を引き締めることで笠燈籠が破れないように守る働きををするのです。この青竹には20個ほど子どもの誕生祝いと健やかな成長を祈願した名入れほおずき提灯が取りつけられていて、華麗さも演出!

1月7日18:00頃、「上宿」と「下宿」の山車は各宿の道祖神前から出発。
道中、山車にのった小学校高学年生は、観客へ向かってミカンや菓子を撒いていきます。
陣屋前へ着くと、女山車と男山車は、互いに相手に向かって突進し、1時間半にもわたる激突が始まります。

御影新田と柏木小右衛門
小諸市の東南に位置する御影新田。柏木小右衛門が用水開削により廃村となっていた曽根村を基にして新田開発されたのが御影新田。もともとは小諸藩の領地でしたが、農業の収穫が増えると小諸藩から分離され徳川幕府直轄の天領となったのです。そして陣屋が築かれました。用水開削には、水源を中軽井沢の千ヶ滝と、軽井沢小瀬を源とする千曲川の支流湯川の2ヶ所から取水という大規模な工事を行なっています。御影陣屋跡は長野県の史跡となり、天領の里・御影用水史料館が立っています。

御影新田『道祖神祭り』 DATA

開催日 毎年1月7日
開催時間 18:00~21:00
所在地 長野県小諸市御影新田
場所 御影地区
電車・バスで しなの鉄道小諸駅からタクシーで10分
ドライブで 上信越自動車道佐久ICから3.7km
問い合わせ 小諸市役所商工観光課観光交流係TEL:0267-22-1700/FAX:0267-24-3570
関連HP 小諸市公式ホームページ
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